豆 知 識

 

水分補給のポイント
人間が1日に必要な水分量は、コップ約7〜10杯(1500〜2000ml)と言われています。
そのうち約半分は、食事のなかに含まれていますが、残りは食事時や間食のときに補うようにします。
高齢者の場合、夜間の頻尿をきらって、意識的に水分を摂取しないこともあります。このような人には、
水分摂取の必要性をわかりやすく説明するとともに、起床後から夕方まで多めに水分をとり、夕方から
控えることを勧めます。
危険防止
・しっかり目がさめていないのに食事をすすめるのは危険です。完全に目がさめてから食事を始めます。
・誤燕を防止するために、固形物と固形物との間に液状のものをすすめます。得に粘膜が乾燥しやすく
 嚥下の機能が低下している場合や、長期臥床者の場合は注意します。少しトロミをつけると誤燕をさけ
 ることができます。
・強い刺激のもの(極度の酸味、辛味)や粉っぽいものは、むせやすく嚥下性肺炎をおこすことがあるので
 注意が必要です。
・吸い飲みを使うときは、一度にたくさん入らないように、角度とふたの穴を指で調節します。
便器、尿器使用時の注意
1.利用者が自分で操作する場合は、手の届くところに、美観を損ねないようにきれいなカバーをしたり
  箱などに入れておきましょう。
2.男性の排便時には便器と尿器の両方が必要です。
3.女性の排尿には便器、または尿器を使用します。
4.排泄時は、準備が整ったらできるだけ席をはずし、気兼ね無く排泄ができるように配慮します。
5.女性の尿器は失敗が多いので、しっかりベットに固定し、かけ物をかけてもずれない工夫をします。 
6.尿器、便器使用後のふき取りは、可能なかぎり本人にしてもらいましょう。
便秘を予防するには
1.便意を逃がさない…介護者に遠慮して便意をがまんしてしまうと、便秘に拍車をかけてしまいます
  気がね無く排便できるよう配慮しましょう。                                  
2.十分な水分をとる…介護者に遠慮して、排尿の回数を減らすために水分をひかえる人がいますが
  これも便秘を誘発します。
3.食事………………繊維質の多い食品をとりましょう。
4.身体を動かす……杖歩行やつたい歩きができる場合は、室内でもよいので、とにかく歩きます。
  座位で足踏みしたり、上体をひねるのも効果的です。臥位でも、ひざの曲げ伸ばしなどが可能です。
5.便器に座る………座位が可能な場合は、はっきりした便意がなくても、1日1回は便器に座わり、
  排便の習慣をつけましょう。
6.マッサージをする…おへそを中心にして時計回りに、手のひらでらせんを描きながら腹部のマッサージ
  をします。
7.医療関係者に相談する…なかなか改善されない場合は、医師などに相談して薬をもらいます。市販
  の薬を勝手に与えてはいけません。ひどくなってからでは、本人も苦しいし、あとの処置が大変なの
  で、早目に対処しましょう。
紙おむつの利用について
・紙おむつを選ぶ場合は、サイズだけでなく、尿の吸収量にも留意します。少量なのに吸収量の多いもの
 を使うのはムダ使いです。
・パンツタイプの紙オムツは、メーカーによって足の付け根部分のカットが随分異なります。利用者に合っ
 たものを探しましょう。
・量が多い場合や夜間は、パンツタイプとフラットタイプを組んだり、2枚重ねて使うと吸収量が増え、もれ
 を防ぐことができます。
・2枚重ねて使うときは、内側の紙おむつのビニール面に切れ目を入れるか、穴をあけます。
・布おむつと組み合わせて使う場合は、肌にあたる側を布おむつにすると、よく吸収します。
衣類選択のポイント
1.脱着が容易にできる素材とデザイン
2.素材は季節に応じて吸湿性、通気性、保温性を考慮する。                          
3.上着とスカート、ズボンなど上下が分かれたもの
4.自由に身動きできるゆとりのあるサイズ
5.ボタンは大きめで、チャックなどはマジックテープに変える。
6.ウエストや袖口などは、締め付けの少ないゴムやリブ編みのもの
7.型くずれしにくく、家庭で容易に洗濯できるもの
8.本人の好みの色合いで、汚れが目につきやすい淡い色合いのもの
寝たきりの場合の留意点
1.排泄のときや、おむつ・寝まきの交換などが容易に手早くできる寝まきを選びます。
  前ボタン式のものやゆかた、専用に考案されたつなぎ服などがあります。
2.発汗や排泄物のもれなど、思わぬ汚れで交換することもあるので、常時2〜3枚は
  清潔な下着と寝まきを用意しておきます。
3.寝まきの交換時には、皮膚の状態を観察すると同時に、背中からおしりにかけて
  マッサージやパッティングをして血行をうながします。
4.寝まきの交換時は、衣類やシーツにしわを残さないように注意します。
入浴前後の健康チェック 異常があったときの対処方法
1.入浴したくないという訴えはないか
2.体温は平熱か
3.脈拍、呼吸は正常か
4.めまいや頭痛はないか
5.顔色や気分がいつもと変わり無いか
6.皮膚のかゆみや痛みはないか
1.気分が悪くなったら、入浴を中止し身体をふいて安静にします
2.状態をよく観察し、必要な場合は、家族の了解を得て主治医
  に連絡をとるか、救急車を呼びます。
3.のぼせ、脳貧血の場合は、冷水で絞ったタオルで顔や胸をふ
  き、冷水でうがいをすると症状が緩和されます。